宮古 佳奈 x 植竹 達郎 大企業を、日本の就労観を、私たちが変えていく宮古 佳奈 x 植竹 達郎 大企業を、日本の就労観を、私たちが変えていく

Profile

[メンバー]宮古 佳奈(2017年入社)

1年目 モチベーションクラウド事業部 営業企画
2年目 大手企業向けコンサルティング エンジニア
大手企業向けコンサルティング 営業企画
3年目 現在

[リーダー]植竹 達郎(2010年入社)

1年目 大手企業向けコンサルティング 営業企画
8年目 大手企業向けコンサルティング 営業企画
リーダー
9年目 現在

私たちが目指す変化は、
まだ実現できていない

宮古:私は、大手企業に向けてコンサルティングサービスの提供を行っています。この仕事は、世の中を変える仕事だと思っています。生きることや働くことに意味が溢れる社会を実現することが私の仕事の目的です。

入社して2年目になりますが、胸を張って「社会を変えた」とはまだ到底言えません。改めて、難しい仕事だと感じますし、その分やりがいを感じます。

植竹:宮古の言葉をとても頼もしく感じます。
自分自身は、この分野に約10年関わってきたので、課題とともに変化も感じています。自分が宮古ぐらいの年次だった頃、大手企業においても「モチベーション」という概念がHR(人事)領域において、とても新しい考え方として受け入れられました。

かつて、右肩上がりの経済成長を前提とした企業経営において、社員への報酬は「ポスト」と「金銭報酬」という考え方が主流でした。

大企業には
宿命的な組織課題が存在する

植竹:その前提が崩れていく中で、社員のモチベーションを高めて、組織の成果に繋げていくというリンクアンドモチベーションの考え方は、特に大手企業の採用部門や人材育成部門において注目を集めました。

ただ、数万人規模の大きな組織においては、「採用を変えるだけ」「育成を変えるだけ」では組織の本質的な変化には繋がらないという現実がありました。

宮古:例えば就職活動や新入社員研修で、その企業の理念や未来目指す方向性に強く共感をしたけれど、実際の現場では理念やビジョンの実践を感じることができず、「仕事なんてこんなもの」という諦めに飲み込まれていくということは起きがちです。

集団心理や現状維持バイアスという、まさに組織が抱える宿命的な問題が如実に現れているのが大手企業だと思います。

「リンク」する技術によって
真の組織変革を実現する

植竹:そんな中、リンクアンドモチベーションの「リンク」というコンサルティングサービスの設計思想が、大手企業からの期待や共感を集めていることを感じます。
採用・育成・制度・理念など、本来は全てを繋げて一貫して設計・実行されることが重要な組織施策において、大手企業は各部門間の連携や階層構造によって、断絶してしまうことがあります。

経営において「組織」の重要性が更に増している時代背景の中、「本当に組織を変えていくためにはどうしたらいいか」という経営課題としてご相談を頂いています。

宮古:例えば日本最大級のホテル事業を営む企業においては、事業モデルの転換やブランドの再構築に向けて、最大の経営課題を組織内における理念の浸透と置いています。私たちの部署では、理念や行動指針の設計とそれをどう現場に浸透させていくかという実行支援を行っています。

「社会に対して提供すべき価値は何か」「それはどんな具体的な行動を指すのか」を言語化し、具体的な行動をピックアップして社内での表彰・共有を行い、制度にも反映させていく。全てがリンクして設計されることによって、会社の存在意義と個人の働きがいが繋がっていきます。

日本株式会社の
最重要課題に私たちが向き合う

植竹:ただ、改めて難しさも感じています。組織を変えることは、簡単なことではありません。モチベーションエンジニアリングというリンクアンドモチベーショングループの基幹技術を駆使しながら、日々大手企業の経営陣や部門責任者とともに組織課題に向き合っています。

宮古:新卒2年目からこのような仕事を経験できることを有り難く感じます。現時点で、私自身の大企業の経営における知見はまだまだ足りませんが、リンクアンドモチベーションが採用時に大切にしていることとして「脳のシワと心のシワ」という言葉があります。「脳のシワ」とは複雑な問題を論理的に捉えられる頭の回転、「心のシワ」は人の気持ちの機微が感じ取れる感受性だと理解しています。この「心のシワ」がLMコンサルタント(=モチベーションエンジニア)として仕事をする上で、とても大切です。最初のうちは誰でも経験不足かもしれない。けれど、組織の中で苦しむ人の痛みや変えていこうとする人の情熱、経営におけるあらゆる葛藤を、理解しようとする姿勢が本当に重要だと思います。

植竹:経営環境が時代とともに大きく変化する中で、モチベーションやエンゲージメントという概念は、一時の流行ではなく最も重要な経営課題として捉えられています。そして個人の価値観も変化し、労働市場は活性化し、新しい働き方についての考え方も広がっています。

日本という国を1つの株式会社と捉えるならば、私たちはその組織人事を担う部門です。日本株式会社の最重要課題に向き合う使命を持ち、新しい経営の在り方、働きがい、引いては人としての生きがいの創出に向けて、仕事をしていきたいと思います。