リンクアンドモチベーションでプロダクトマネジャーして働く意味

武田 一将 ビジネスデザイン室 九州大学法学部卒 2018.4 Joined

CHAPTER 01 家業が倒産、
自分の力で生きていく覚悟

大学1年生の時、福岡で自営業を営む父親の会社が倒産しました。複数の事業を営んでいた父の会社は、その内の一つの事業がうまくいかなくなったことをきっかけに、人が離れはじめ、他の事業も立ちいかなくなる悪循環に。まだ自分で稼ぐ術を持たない自分は、家族親族からのサポートを受けながら大学に通わせてもらいました。今の自分は、自分の力だけでは大学にも行けない。大学という貴重な時間を使って、自分の力で生きていける人間になろうと心に誓いました。僕は大学に通いながら、より実践的で社会とつながる活動がしたいと思い、ドットジェイピーという若者と政治をつなぐことを目的としたNPO法人で活動しました。

CHAPTER 02 組織力が事業を動かすという力学
に気付けたNPO法人での活動

大学2年の時に福岡支部の代表を任された自分は、当時10年以上の歴史の中でギネス記録となる成果を上げることができました。当時、ドットジェイピーという組織や自分が最もこだわったことは、採用でした。組織の目標に共感できる優秀な人材が集まれば、圧倒的な成果を実現できるということを、身を持って体験することができました。一方で、自分が福岡支部の代表から離れ、本体の企画部門に異動した後に、福岡支部の成果は40%低下してしまいました。自分が離れても発展・継続するような組織を創ることができていなかったという経験から、組織創りの難しさを痛感しました。就職活動で人材紹介最大手の企業ではなく、最終的にリンクアンドモチベーションを選んだのも、採用だけではないより上流の組織創りを学べると確信したからです。

CHAPTER 03 配属は新規事業の
プロダクトマネジャー

入社後、自分はモチベーションクラウドという新規事業のプロダクトマネジャーとして働くことになりました。基幹技術であるモチベーションエンジニアリングをクラウドに搭載し、日本中・世界中の組織変革をサポートするプロダクト。コンサルタントとして働くことを想像していた自分は、配属を告げられた時には正直戸惑いました。けれど、比較的価格も高く導入できる企業の数に限りのあるコンサルティングではなく、親が経営していたような地方の小さな会社も救えるプロダクトを開発する。その大きな可能性へのワクワクが、自分の戸惑いを吹き飛ばしました。今このタイミングでモチベーションクラウドの開発に携われることは、自分にとって得難い経験になっています。1つは事業創造の最前線で仕事ができるということ。世界を変えるためにはどんな機能が必要かということを考え抜き、自分たちのこの手で生み出していける体験。もう1つは組織創造の当事者であること。リンクアンドモチベーション初のプロダクト開発チームの一員として、自分たち最初のメンバーが創るものが、今後拡大していくチームの熱量や技術の基準を決めます。SONYやHONDAやAppleやGoogleが、世界を変えてきたその始まりには、世界を変えることを本気で信じた最高の開発チームがいたはず。未来から見た時に、そんなチームを創ったことを誇れるように、今ここにしかない仕事に本気で取り組んでいます。