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適性検査BRIDGEは、自己理解・相互理解にとどまらない
― 個人・組織の変革にも広がる活かし方

自分の強みや弱み、仕事をするうえで大切にしていること。
自分自身のことだからこそ、「なんとなくわかっている」と思っている人も多いのではないでしょうか。

一方で、普段は感覚的に捉えている自分の特徴も、
あらためて数値やタイプとして示されることで、見え方が少し変わることがあります。
自分自身を別の角度から捉え直すことは、自己理解を深め、
周囲とのコミュニケーションを考えるきっかけにもなります。

当社グループでは、全社員が毎年、適性検査「BRIDGE」を受検しています。
自分のタイプや特徴を確認し、自己理解を深めたり、上司や同僚との
コミュニケーションに活かしたりするほか、自身の変化や成長を振り返る機会にもなっています。

今回は、BRIDGEで何がわかるのか、社内でどのように活用しているのかに加え、
採用や育成、学習支援などへ広がる活用についてもご紹介します。

適性検査BRIDGEとは?検査でわかること

BRIDGEは、経済産業省の調査をもとに開発した適性検査です。

業界や職種を問わず求められるスキル「ポータブルスキル」や、
行動・仕事に関する価値観や欲求を示す「モチベーションタイプ」を知ることができます。

ポータブルスキルでは、「対課題力」「対自分力」「対人力」の3つの観点から、
仕事の進め方や自身の強み・弱みを数値で可視化します。
モチベーションタイプは16のキャラクターに分類され、それぞれについて
「特徴」「陥りやすい傾向」「モチベーションの上下要因」「ステップアップの方向性」などが具体的に示されます。

当社グループでは、全社員が毎年BRIDGEを受検し、キャラクタータイプを役員も含め全員分公開しています。

「この人は、どんな場面で力を発揮しやすいのか」
「どんなときにモチベーションが下がりやすいのか」

お互いの特徴を知ることは、自分自身を理解するだけでなく、
周囲との関わり方を考えるきっかけ
にもなります。

実際に、あるチームではプロジェクトのキックオフ時に
メンバー同士でモチベーションタイプを共有し、
役割分担や声のかけ方を考える際のヒントにしています。
上司がメンバーの特性を踏まえて、コミュニケーションの取り方を工夫する場面もあります。

得意なことも、つまずきやすいことも、人それぞれ違う。
その違いを知ることで、自分のやり方を相手にもそのまま当てはめるのではなく、
「この人にはどんな伝え方が合うだろう」と考える余地が生まれます。

そしてBRIDGEの活用は、さまざまな場面へ広がっています。

育成や採用、子どもたちの学習支援まで

まず、当社では、現場のマネジャーがメンバー一人ひとりの特性を踏まえ、
育成方法やコミュニケーションの取り方を考える際の参考材料として活用しています。

採用の場面でも、候補者の特性が既存社員とどのように重なるのか、
あるいは組織に不足している要素を補えるのかを捉える材料の一つとしています。

インターンシップ選考では、応募者の特性やポテンシャルを把握するために
BRIDGEを受検いただき、その結果をもとに、候補者とタイプが近い社員や、
互いの特性を補完し合える社員を意図的に「エントリーマネジャー※」として配置しています。
候補者一人ひとりに合わせたコミュニケーションを通じて相互理解を深め、
当社で働くイメージや入社意欲の醸成につなげています。
※採用において会社についての情報提供や選考プロセスにおけるサポートを行う役割 

また、グループ会社が運営する学習塾「モチベーションアカデミア」でも
BRIDGEを活用しています。
生徒一人ひとりの“やる気タイプ”や学習特性を把握し、
その子に合った学び方や関わり方を工夫したりする際に役立てています。

さらに2026年4月には、BRIDGEも活用した新サービス
「モチベーションクラウド エントリーマネジメント」をリリースしました。
自社で活躍している人材の特性分析や応募者の特性データの取得にBRIDGEを活用するとともに、
Web面接システムやコンサルタントによる伴走支援を組み合わせることで、企業の採用活動を支援しています。

このようにBRIDGEは、社員一人ひとりの自己理解や相互理解を起点に、
育成や採用、子どもたちの学習支援、さらには企業の採用支援まで

さまざまな場面へと活用の幅を広げています。

【実践編】筆者の帳票を読み解いてみた

ここまでBRIDGEの特徴をご紹介してきましたが、
実際にどんなことがわかるのか、イメージしづらい方もいるかもしれません。
そこで今回は、筆者自身の今年度の受検結果の一部を使って、ご紹介したいと思います。
休職を経て数年ぶりの受検だったため、前年との比較はできませんでしたが、新鮮な気持ちで結果を見ていきました。

まず、16タイプあるモチベーションタイプのうち、私は「冒険家タイプ」。
2026年の当社全体で最も多かったタイプで、前例にとらわれず、好奇心を持って新しい価値を生み出そうとする傾向があります。

そして、結果帳票に示された「モチベーション特性」を見てみると、
自分自身の傾向がより具体的に表れていました。

周囲に影響を与えられたときや、自分のアイデアを実行できるときに
モチベーションが上がる一方、意見が受け入れられないときや、
地道な繰り返し作業が求められるときには下がりやすいとのこと。
普段の仕事の進め方や気分の浮き沈みと重なるところも多く、
思わず苦笑いしてしまいました。

続いて、ポータブルスキルの結果を見てみると、さらに自分の特徴が見えてきました。

※標準値(20代~50代会社員の平均値)や当社の受検者平均は、本記事には掲載していません

まず、課題に対して仮説を立て、実行していく力を示す「対課題力」。
変革力・発想力が高い一方、分析力は低めで、
“じっくり仮説を練ってから動く”より、“閃いてすぐ動く”傾向が数値にも表れていました。

次に、行動や考え方を状況に応じてコントロールする力を示す「対自分力」。
決断力・曖昧力が高い一方、慎重力は低めという結果でした。
迷いなく決めて前に進むことは得意な反面、
石橋を叩いて確かめるような慎重さは、あまり得意ではないようです。

そして、人とのコミュニケーションにおける
発信・受信や、個人・組織へ働きかける力を示す「対人力」。
否定力・説得力が高く、自分の考えをはっきり伝える傾向がある一方、
協調力は低めという結果でした。

休職前に受検した際は、否定力がさらに高かった記憶があります。
まだ高めではあるものの、少しずつ対極に位置する「受容力」も
身についてきたのかもしれません。
数年前との違いから、自分なりの変化を感じることもできました。

結果の中には、「確かにそうかもしれない」と思いつつ、少し耳の痛い指摘もありました。

「陥りやすい傾向」には、独りよがりになったり、散漫な印象を与えたりしやすいことが、
「ステップアップの方向性」には、自分の考えを具体的な手段や計画に落とし込むことなどが示されていました。

こうして言葉にされることで、次の1年で意識したいポイントも見えてきます。

BRIDGEの結果を見て終わるのではなく、「では、これから何を意識するか」まで考える。
今回の結果は、次の1年の行動を考える一つのヒントになりそうです。

自己理解から、相互理解・組織づくりへ

今回、自分自身の帳票を読み込んでみて感じたのは、
BRIDGEは単にタイプを知るための診断ではなく、
「なぜ自分はこう動くのか」を言葉や数値で整理し、
自分自身を捉え直すためのツールだということでした。

さらに、その特徴を上司や同僚と共有することで、
「だから、あの場面ではあんな判断をしたのか」と、
お互いの行動や考え方を理解するヒントにもなります。

自分を知ることが、相手を知ることにもつながっていく。
実際の結果を振り返るなかで、そんなBRIDGEの活かし方もあらためて実感しました。

そして、こうした自己理解・相互理解は、個人やチームの中だけで
完結するものではありません。一人ひとりの結果を蓄積することで、
自社にどのような特性を持つ人材がいるのかを捉える手がかりとなり、
育成や採用などを考える際の材料にもなります。

一人ひとりが自分を知り、お互いを知る。その積み重ねが、
人や組織をより深く理解することにつながっていく。
BRIDGEは、そんな個人と組織の両面をつなぐツールの一つなのかもしれません。

当社グループではこれからも、BRIDGEを通じて
一人ひとりの自己理解や成長を支えるとともに、学習支援や採用支援など、
さまざまな場面へ活用を広げていきます。

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