制度
考え方
人事制度は経営からのメッセージである
人事制度は、会社からの期待や成長の方向性を社員に示すための重要な役割を担っています。
まず、一つの期待として、会社の目指す方向性と社員個人のビジョンをLINKさせてほしいというメッセージを人事制度に込めています。社員ひとりひとりが会社の期待に応える中で、自身のビジョン達成にも近づいていると感じることがエンゲージメントの向上には非常に重要であると考えます。そのため、そのすり合わせの機会となる施策を多く実施しています。
そして、もう一つの期待として、成長のスピードを速めてほしいというメッセージを人事制度に込めています。具体的には、「世の中の3カ月はリンクアンドモチベーショングループの1年」という独自の時間観のもと、世の中の4倍のスピードで成長してほしいという期待を込めて、各種制度を設計しています。このように、私たちが大切にしているメッセージを人事制度に盛り込むことで、エンゲージメントを高めながら経営していくことができると考えています。
目的
ルールを変数として、
当社グループが求める能力を活かし、
理念への共感度合いを高める
施策
評価制度
狙い
評価・人事制度によって人材の「納得感のある成長」を創り上げる
効果
国内最大級の社員クチコミプラットフォーム「OpenWork」において人事評価の適正感が4.5点/5.0点と高い水準を維持している
※1 (株)リンクアンドモチベーションに対するクチコミ情報。
※2 2025年3月時点
四半期ごとの評価
成長のためには短いスパンでサイクルを回すことが重要だという考えのもと、「世の中の3カ月は当社グループの1年」といった独自の時間観を共有し、3カ月ごとに“節目”を設けています。これにより、社員が高いモチベーションを維持しながら成長し続けられる環境やスピーディーな事業展開の実現を目指しています。具体的には、業績管理、目標設定、人事評価、昇降格、賞与の支給など、組織運営上の区切りを3カ月単位にそろえ、すべて年4回行っています。




ストレッチ評価
会社の業績・組織への貢献度合いを示す「パフォーマンス」だけではなく、個人の成長度合いを示す「ストレッチ(=成長度合い)」の2軸で目標を設定し、成長のPDCAを回しています。

Pick up Data
個人評価点平均
評価点の平均が10程度となっていることから、会社の期待と社員の成果・成長の創出のバランスがとれていることがわかります。


Compatible Work
狙い
オフィスワークとテレワークの特性を活かし、「労働生産性」と「エンゲージメント」を同時に向上
効果
高いエンゲージメントを維持したまま、生産性が向上している
新型コロナウイルス感染症拡大を機に、アフタ-コロナに対応する新しい働き方「Compatible Work」を導入し、チームごとにオフィスワーク日とテレワーク日を設定し、それぞれに適した業務デザインを行っています。
オフィスワーク

オフィスワークは週1~2回の頻度で行います。
「協働・偶発・情理・共感」といった特性を活かして、深い議論が必要な会議や一体感創出が必要なキックオフ・納会、相互理解を図る新メンバーとの面談などを行います。
テレワーク

テレワークは週3~4回の頻度で行います。「集中・計画・合理・同報」という特性を活かして、資料作成などの個人ワークに加えて、経営会議内容の共有などの伝達を趣旨とする会議、メンバーとの定例面談や参加者の多い社内研修などを行います。
Compatible Workに関するアンケート
適宜、管理職向けにアンケートを実施し、その時最適な働き方をデザインしています。
社員のコメント
オーナーシップ制度 従業員持株会
狙い
社員が株主になることでひとりひとりがオーナーとして会社の成長と個人の成長にコミットする
効果
持株会入会率は95.3%と、狙いを満たす高い水準となっている
従業員持株会とは、社員が定期的に自社株を取得し、中長期的な資産形成を支援するための制度です。
単なる資産形成にとどまらず、この制度を通じてLMGの一員としてオーナーシップを育んでほしいという想いが込められています。
奨励金制度
自社株を購入する際に、一律10%の奨励金を会社が負担し購入金額に上乗せする奨励金制度を導入しています。株の長期保有を推奨し、以下のサイクルの実現を目指しています。

社内向け決算説明会

従業員持株会の理事会は、社員のオーナーシップの向上を目的に、決算発表後に、社内向けにも決算説明会を実施。経営陣への質疑応答など、双方向のコミュニケーションを行う機会となっています。
参加者のコメント
「初心者にも分かりやすく説明いただき、決算がかなり理解できるようになりました!」
「経営陣から直接話を聞いたことで、経営の考え方がよく分かりました!」
ライフイベントサポート
狙い
その時々の状況に応じて個々人の働き方をサポートすることで、会社と個人のより良い関係性を築く
効果
柔軟な働き方を選択する社員は年々増加し、2024年はワークスタイルオプション利用者が166名となっている
ワークスタイルオプション

出産・育児・介護・傷病・労災の理由で、一時的に働き方を変えられる仕組みで、育児を理由とする場合は、中学校卒業時まで利用可能となっています。同時に、仕事のパフォーマンス変化を勘案した、期待値の握り直しも行っています。
勤務日数と勤務時間の各パターンから選択が可能で、利用者数も年々増加しています。
出産・育児サポート
当社グループでは一切の性差のない処遇を行っていますが、女性特有のイベントである出産に関しては、女性社員が安心して、出産、復職し、活躍できるよう各種サポート体制を整えています。
また、育児に関しては、男女関係なく関われるように、支援制度を設けています。
2024年の育休取得率は、女性が100%、男性が37.1%となっています。引き続き、ライフイベントに関わらず働きやすい環境づくりを行ってまいります。


Pick up Data
おざサンタ~社員の子どもたちへのプレゼント~
当社グループでは、社員を支えてくれているご家族に感謝の気持ちを込めて、代表取締役会長の小笹扮する“おざサンタ”から、社員の子どもたちにクリスマスプレゼントをお届けしています。2024年は377名にお届けしました。
「子育てや介護など、家庭の事情もある中、テレワークによって生産性高く働けるようになった」
「リアルだと、画面越しには少し伝わりにくいモチベーション変化を感じ取りやすいため、新入社員と仕事をする際は出社日数を増やしたい」