ストック化の推進と
グローバル展開で
次の成長ステージへ
代表取締役会長
Interview with the Representative
2025年は、不安定な国際情勢が続く中、企業を取り巻く環境が一段と厳しさを増した一年でした。先行きの不透明感が高まる一方で、企業には持続的な成長に向けた変革が強く求められており、人的資本経営を軸とした組織変革へのニーズは、引き続き高い水準で推移しております。こうした環境のもと、組織開発Divisionが力強い成長を遂げ、マッチングDivisionも好調に推移した結果、過去最高の売上収益を実現することができました。個人開発Divisionについては、キャリアスクール事業においてさらなる構造改革を進めるため、のれんの全額減損を決定いたしました。これにより、営業利益は前年を下回る結果となりましたが、将来の減損リスクは大きく低減し、成長投資へより一層舵を切れる体制が整ったと捉えています。
また、2025年にはさらなる成長に向けて、M&Aおよび海外展開を実施しました。IR支援事業に強みを持つ2社をグループに迎えるとともに、Unipos株式会社を迎え、「モチベーションクラウド」における変革サービスの拡充を行いました。
加えて、本格的に展開を開始したアジア拠点においても、着実に成果があらわれ始めております。各国企業からの関心の高まりや導入事例の拡大を通じて、当社の基幹技術である「モチベーションエンジニアリング」がグローバル市場においても十分に通用するという確かな手応えを得ることができました。
中期の成長に向けては、「2030年 営業利益150億円、ARR240億円」を目標に掲げ、コンサル・クラウド事業を中心に収益のストック化に取り組んでまいります。
近年、当社は創業以来培ってきたコンサルティングのクラウド化を推進してきました。その結果、「モチベーションクラウド」を通じて、組織状態の診断から課題に応じた変革までをワンストップで支援できる、独自のポジションを確立しております。今後は、これまで中心としてきた国内大手企業への展開に加え、国内中堅・中小企業への展開を通じて既存サービスを拡大してまいります。さらに、採用支援・マネジメント支援領域において新たなクラウドサービスをリリースするなど、新規サービスの拡大にも取り組むことで、ARRの持続的な成長を実現してまいります。
長期的には、国内市場にとどまらず海外市場への展開も進めてまいります。今後は、アジア5か国での事業をさらに成長させるとともに、これまでに蓄積したサービスの展開ノウハウを活用して他地域にも広げることで、海外展開の成長スピードを高めていきます。
当社グループは、株主の皆さまへの利益還元を経営の重要課題の一つと位置づけ、配当と資本政策の両面から還元強化を進めています。配当については四半期配当を継続しつつ、2025年12月期は第1四半期より1株当たり0.6円、第3四半期より1株当たり0.2円の増配を実施するなど、還元を強化しました。2026年12月期の年間配当は1株当たり16.4円を予定しております。
また、2025年8月には株主優待制度の再開を決定するとともに、2026年2月には、ROEの向上を目的に取得金額の上限を60億円とする過去最大規模の自己株式取得を決定しました。今後も、M&Aや事業提携を積極的に推進するとともに、株主の皆さまへのさらなる利益還元を目指してまいります。
当社グループにとって「第二創業」と位置づけた2025年は、海外展開やM&Aなど、新たな成長に向けたスタートを切った一年となりました。そして2026年は、「中期的な成長戦略」を公表し、目指す未来と実現への道筋をより明確にしたうえで、挑戦のスピードを一段と高めてまいります。変化の大きい時代だからこそ、「モチベーションエンジニアリング」を軸に、組織と個人に変革の機会を提供し、意味のあふれる社会の実現と企業価値向上に向けて邁進してまいります。株主・投資家の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

Topics
中期的な企業価値向上に向けた取り組み
事業成長に向けたM&Aを展開


飛躍的な事業成長に向け、積極的なM&Aを実施しました。具体的には、IR支援事業に強みを持つ2社をグループに迎え国内上場企業4分の1に相当する顧客基盤を獲得しました。また、8月には「ピアボーナス®Unipos」を提供するUnipos株式会社を迎え、「モチベーションクラウド」における変革サービスの拡充を図っています。
2年連続となる人的資本リーダーズを受賞


人的資本経営のフロントランナーとして情報開示にも注力しています。2025年には人的資本経営と開示に関する日本最大規模の「人的資本調査2025」において、「人的資本リーダーズ2025」および「人的資本経営品質2025 (ゴールド)」に選定されました。
中小企業向け新サービスをリリース


「モチベーションクラウド」はこれまで国内大手企業を中心に展開しておりましたが、2025年には中小企業向けの新サービス「モチベーションクラウド ベーシック」をリリースいたしました。拡販に向けて豊富な顧客基盤をもつ地方銀行との業務提携を加速させています。
全社員のAI活用率100%を実現


当社では、事業戦略と組織戦略を対等に捉え、両者を継続的に連動させることが、中長期的な企業価値の向上およびミッションの実現につながると考えています。その成果を測る重要指標として「生産性」を位置づけ、2024年以降は生成AI活用を軸にDXを加速しています。2025年12月末時点で、日常業務においてAIを活用する人材は、全社員の100%に到達しました。
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Our Growth Strategy
成長戦略
2030年までに、2025年の約3.5倍となる営業利益150億円を目指します。
達成に向けては、コンサル・クラウド事業を中心とした収益のストック化に注力し、
重要指標としてARR(年間経常収益)240億円を目指します。

「既存サービスの拡大」と「新規サービスの拡大」に注力することで、
ARRの加速度的な成長を実現します。

国内大手企業に加えて、国内中堅・中小企業へのアプローチを強化します。
主に、中小企業向けサービス「モチベーションクラウド ベーシック」を
地方銀行との事業提携を活用して、拡販してまいります。


当社は、「モチベーションクラウド」を通じて、診断から変革までを
ワンストップで支援できる独自の強みを有しています。
今後は、変革サービスにおける新たな領域でクラウド化を推進することによって、
圧倒的な競争優位性を確立します。まずは、2026年内に「採用支援」と「マネジメント支援」領域に
おけるクラウドサービスをリリース予定です。



長期的な成長に向けては、国内市場にとどまらず海外市場への展開も推進します。
すでに展開しているアジア5か国では、モチベーションクラウドの月会費売上が
前年比約450%となるなど、当初の計画を上回るペースでの成長を遂げています。
これまでに蓄積したサービス展開ノウハウを活用して他地域にも広げることで、
海外展開の成長スピードをさらに高めていきます。


