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自らの成長の先に得られたお客様からの信頼

PEOPLE 自らの変化の先に得られた
お客様からの信頼
丸山 拓人プロフィール

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丸山 拓人

丸山 拓人

中小・ベンチャー企業向けコンサルティング部門
マネジャー

2017年神戸大学経営学部卒業後、新卒で入社。モチベーションクラウド立ち上げの営業を経験後、現在は中小・ベンチャー企業向けのプロジェクトマネジャーとして組織人事領域の総合コンサルティングに従事。顧客と強固な関係を築き、多くの変革案件を創出。幅広い活躍が評価され、全社アワードを受賞。

結果の出ない数年間を経て、自分の課題に本気で向き合う

「働く人の多くが前向きになれる関係が築ければ、生きがいあふれた世の中ができるはず」そんなことを考えるようになったのは、私が高校・大学の部活動や学生団体の活動を通じ、仲間に恵まれ、何かに熱中し、泣くほど嬉しい経験をたくさんしてきたからです。また一方で、家族が職場の人間関係で悩む姿を見る中で、困っていたり頑張りきれない人でも前向きになれる瞬間をつくりたい、という想いも抱くようになりました。そこで就活のときに着目したのが、「働く」という時間です。人生の中で「働く」時間が占める割合は大きなものだからこそ、この時間が充実し、喜びを感じられるような世の中をつくるため、「良い組織の定義を変える」というビジョンを掲げているリンクアンドモチベーションで、自分の想いを形にしようと決めました。

しかし、そんな高い理想を持って入社したものの、最初の数年間は何も達成した感覚がありません。当時の自分は実力不足を認めることができず、仕事ができないことに何かと理由をつけてばかりでした。危機感はあるものの、変わるきっかけを見いだせないまま迎えた4年目、ようやく転機が訪れます。上司に、形ばかりの言葉ではなく、自らの課題と向き合うように諭され、自身の成長テーマとして「見せかけの鎧を脱ぐ」という目標を掲げました。私はそこでようやく自分の弱さを直視し、言い訳をせず、自分に足りないものを身につける努力をするようになっていきました。

結果の出ない数年間を経て、自分の課題に本気で向き合う。
誠実に真正面から向き合えたお客様のプロジェクト。

誠実に真正面から向き合えたお客様のプロジェクト

性格そのものがガラッと変わったわけではありません。余計なプライドを捨て、変えられないものではなく、変えられるところへと目を向け、努力を積み重ねることで、ようやく物事がうまく回り出した感覚です。その結果、仕事でもかけがえのない出会いが生まれていきました。最も印象に残っているのは、ある医療系ベンチャー企業のプロジェクトを担当したときのことです。

当時、その会社は従業員数が120名程度にも関わらず、複数の事業を展開していました。社内がうまく回らないため幹部が相次いで離職し、エンゲージメントスコアも低いなど、さまざまな問題を抱えていました。そこで人事制度の再構築や幹部向けの理念の浸透、育成体系の構築を行うためのプロジェクトがスタートします。私は、最初はメンバーの1人でしたが、次第に幅広い仕事を任され、主担当となっていきました。ひとつひとつの機会を大切に、誠実であることを何より重視して、お客様と向き合いました。たとえば行動指針の表現案を考えてほしいと要望されたら、50個以上の案を考えていくなど、何事にも細やかに応えることでいつしか「丸ちゃん」と呼ばれ、冗談も言われるほど、お客様と親しくなっていくことができたんです。最終的には外部コンサルタントとして客観的に課題を捉えながら、社員以上に会社のことを理解し考えてくれているという評価をいただくようになりました。そうしてふと気づいたときには、理由をつけて苦手なことから目を逸らしていた自分は消え、自然と何事にも正面から向き合える状態になることができました。

お客様とかけがえのない関係性を築き、
変化を生み出せることこそ、最大の喜び

このお客様とのお付き合いはかれこれ4年ほどになります。組織の変革には時間が必要で、さまざまな痛みや苦しみを一緒に経験しましたが、変革は進み、会社は次の成長フェーズに到達しました。この成果もあって、私はリンクアンドモチベーショングループ全社のMVPにも選んでいただきました。うれしかったのは、受賞時のサプライズです。先方の社長から「社員と間違うほどずっと横に立っていてくれました。丸ちゃんと一緒に会社も変化できてうれしい」とコメントをいただき、胸がいっぱいになりました。志のある企業がありたい姿を実現するためにサポートできていること、そして社員と同じように見ていただけるほどの関係性を築けたことがうれしくてたまりませんでした。同時に、リンクアンドモチベーションだからこそなし得たことだと、自らの仕事の意義を感じることもできました。

多様な経験を通して得たたくさんの成長の中でも、客観的に自分を見て、必要な変化を軽やかに行えるようになった点は入社から最も成長を感じています。この自己変容力はどんな場、どんな仕事でも活用できる普遍的なものですが、そうした「人として」の力を伸ばせる会社の環境に感謝しています。現在はプロジェクトマネジャーとしてメンバーをサポートしていますが、私の経験から伝えられるものは多いと思っています。お客様だけではなく、メンバーたちもまた前向きに働けるよう、良い影響を与えていくことをこの先も大事にしたいと思います。そして、経営に悩むすべての企業を変革し、「意味のあふれる社会」を実現していきたいと思います。