
PEOPLE
エンジニアにとって
最適な開発環境を整え
プロダクトを支える
技術を伸ばす
河野 智則プロフィール
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河野 智則
プロダクトデザイン室 Developer Productivityユニット
マネジャー
サイバーエージェントの子会社でCTOを務め、組織づくりにおける課題を痛感。テクノロジーで人や組織を改善していくリンクアンドモチベーションに興味を持ち、2020年に中途入社。現在はエンジニアリングマネジャーとして、開発者体験の向上に努める。
組織の問題に、再現性ある解決策を
前職でCTOを務めた際、チームとして共通の目的に向き合える組織をつくることの難しさを痛感しました。さまざまな勉強会やコミュニティに参加したり、本を読んだりとインプットを増やしましたが、状況は手探りのままでした。多くの人が同じ悩みを抱えるはずの「組織マネジメント」に対して、再現性のある解決策が明確に見いだされていないことに、大きな課題感を覚えました。そんな時に見つけたのが、SaaSとして組織改善のプロダクト「モチベーションクラウド」を提供しているリンクアンドモチベーションです。これまでは人が中心に組織の課題を解決してきましたが、これからはテクノロジーの力でより再現性のある解決策を顧客に提供する第二創業期という会社のフェーズに興味を持ち、入社を決めました。
入社後は「デプロイ作業の所要時間が長い」「リリースのタイミングが限られている」など、開発プロセスに課題があると感じたため、SREチーム(※)を立ち上げてプロセスを改善しました。結果、新機能のリリース時間は2、3時間要していたものが5分になり、デプロイ頻度は月5回から100回以上に増加しました。グローバル基準のモノサシであるFour Keysにおいて、最高基準の”ハイパフォーマー”まで開発生産性が向上しました。新たな技術を導入するなど現状を大きく変える活動でしたが、挑戦に対して歓迎してくれる組織風土のおかげでスムーズに変革活動が進められました。
※サービスのダウンタイムを最小限に抑えつつ、新機能の追加やシステムの改善を継続的に実施するためのチーム。


育成のプロフェッショナルとして、自社のエンジニア育成にこだわる
現在はエンジニアリングマネジャーとして、技術的な取り組みに集中できる環境づくりを推進しています。エンジニアにとって、目の前の作業に集中して取り組むためのまとまった時間は何よりも大切です。そんなフロー時間をしっかりと確保するため、エンジニアが開発に集中している時間をモニタリングして改善し、不要な会議や業務を減らす仕組みを整えるなど、試行錯誤の日々です。
また、組織開発を他社に提供するプロフェッショナルとして、エンジニアの育成施策にも力を注いでいるのが当社の特長です。一人前のエンジニアになるまでの具体的な基準と進捗を可視化し成長を支援するスキルマップや、3年後の目指すキャリアを決めてゴールに応じた課題やステップを具体的に設定する施策など、成長を加速させる様々な取り組みを実施しています。そもそも人や組織の事業ドメインに共感しているメンバーが多いため、誰もが愛情を持って面倒見よく若手を育てる環境です。前職でCTOを経験している社員が複数名在籍していますし、Yahoo!やソフトバンク、freee、Sansan、ジーニーといった有名企業で活躍してきたエンジニアが集っています。人の成長や組織づくりの重要性を様々な組織で痛感してきたからこそ、自社のメンバー育成にこれほど丁寧に向き合えるのだと感じます。
前人未踏の課題に挑戦する開発組織であり続ける
リンクアンドモチベーションでエンジニアとして働く醍醐味は、「組織」「人」という壮大な課題にテクノロジーで挑めることです。「働きがいを持てない」「月曜が来るのが憂鬱だ」といった働く人の問題を、再現性を持って解決できるプロダクトを作ることは、長い歴史の中で誰も成し遂げていないことです。特に今、生成AIの登場によって可能性は大きく広がっています。社内でも積極的な技術投資が行われ、AI関連の新規プロジェクトがいくつも立ち上がっており、若手中心のチームも珍しくありません。事業や体制の変化が速い会社であるため、常に新しい課題や技術に触れることができます。すでに他社で少なくない経験を積んできた私自身も、その喜びを強く感じています。入社してから4年半が経った今に至るまで「同じことを繰り返している」と思う瞬間が一度もありません。自らの技術を磨き、市場価値を高め続けなければならないエンジニアにとって、こうした挑戦機会のある環境ほど得がたいものはありません。
仕事とは、誰かの指示通りに動くだけの“不自由で辛いもの”ばかりではありません。周囲の約束に応えて実行し、信頼を積み上げていけば、“自由でやりがいのある楽しいもの”になります。当社は、意欲がある若手には、信頼が伴っていれば年次関係なく平等に挑戦機会を提供する環境です。ともに、前人未踏の課題に挑戦する仲間と会える日を楽しみにしています。

