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人事の最高責任者を動かし大企業における組織変革の突破口を作る

PEOPLE 人事の最高責任者を動かし
大企業における組織変革の
突破口を作る
纐纈 理記プロフィール

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纐纈 理記

纐纈 理記

大手企業向けコンサルティング部門
マネジャー

2015年名古屋大学経済学部卒業後、新卒で入社。大手企業を中心に営業として顧客に変革の機会を提供する。キャリアの前半6年間は採用領域に従事し、現在は組織変革領域を担当。全社アワードを受賞後マネジャーへ昇進し、現在はメンバーの成長に向き合い強い営業組織を実現している。

日本を代表する大企業を相手として変革に挑む

「一人一人の個性が発揮できる世の中を創るため」というのが、入社の動機です。人生においてモチベーションがいかに重要かということを、大学を卒業するまでに何度も感じてきました。中・高一貫校で6年間バスケットボール部に在籍しましたが、中学ではそこそこ強かったものの、高校では勝てなくなり、個人と組織がそれぞれ輝きつつ、パフォーマンスを発揮する難しさに直面しました。また大学生時には、これまである程度決まっていた進路等の枠組みがなくなり、燃え尽きる経験をしたことで、自分で目標を設定し、さまざまなことに挑戦していくことの大事さに気づきました。そのどちらにも共通するのがモチベーションであり、リンクアンドモチベーションは私が感じたモヤモヤを解決する方法を、技術として持っていることに惹かれました。インターンシップにも参加しましたが、役員の方々が本気で会社の理念の実現に取り組んでいる姿を目の当たりにし、ここで働けば面白い仕事ができると確信し、入社を決めました。

入社後は営業として幅を広げてきましたが、現在は従業員数3000名以上の、いわゆる大手企業を専門に担当する部署で、金融やインフラ、製造業のお客様の新規開拓を主要ミッションとしています。大手企業は人事組織そのものが巨大で、人事の最高責任者であるCHROにどう私たちの価値を感じていただくかが、営業として最初にして最大の関門といえます。初回のアポで価値があると感じていただけなければ次回はありません。そのため準備に準備を重ねますが、そこが最も緊張するシーンであり、いかに信頼を獲得するかに全力で取り組んでいます。

社会に資する自分になるために
変革への共感を得るには、本気度をいかに伝えるかが鍵。

変革への共感を得るには、本気度をいかに伝えるかが鍵

ある製造業のリーディングカンパニーに伺ったときは、単なる「施策の推進パートナー」ではなく、組織人事全体の戦略立案から実行までを含めた、「人的資本経営の推進パートナー」になることを期待されました。大企業の変革に挑むことは、担うものの大きさが段違いだと感じさせられましたが、お客様がどれほど巨大でも私たちの姿勢は変わりません。このお客様は年間140%もの勢いで伸びている成長企業で、早急に大量の人材確保や育成を行い、グローバルな競争力を高めていく必要がありました。私は事業成長に資する組織づくりのため、社員の会社へのエンゲージメントを高めることに本気で取り組もうとCHROに訴えました。個人的な想いとしても、製造業は日本のGDPに占める割合が多く、国力を高めるためには製造業の成長は必須だと考えています。そしてそれを支えるのは、「人」なのです。「人事が強い会社として市場にブランディングしましょう」「本気で変革しましょう」そんな私の必死の想いは、CHROに届きました。そしてそこから、長い道のりとなるプロジェクトで、パートナーとしての歩みがスタートしたのです。

このプロジェクトは巨大で内容も多岐にわたり、推進の苦労は一言では語れません。まずは現場の管理職の方々と合宿を重ね、組織改革の完成図を共有し、推進に向けた意欲を醸成するためのマインドセットからはじめました。人事が行うさまざまな施策に共感し、納得して動いてもらえるようになれば、この先も着実な改革が可能になります。

大企業を変えていくことは、
国を変えるようなインパクトがある

スタートして2年が経過した今でも、プロジェクトは続いています。私は営業として最初の窓口を開くところが役割でもあるので、プロジェクトをサポートしつつ、ほかのお客様への提案活動も平行して行っています。常に何万人、何十万人という従業員規模の会社と話をさせていただいていますが、一つでも多くの企業の組織変革実現のため、しっかりと窓口づくりをしていきたいと思っています。

私は日本企業が再び世界を代表する存在になって欲しいし、そのためには日本の0.3%に当たる超大手企業が変化していくことこそが大事だと考えています。そのため、この部署で大企業のお客様の組織変革の支援を行い、業界や市場、国をも動かすような仕事を創り出すためにこの先も努力を続けます。巨大な組織のお客様を相手にすることで、エンゲージメント以外にも、サクセッションやリーダーシップ、ダイバーシティなど、これまで以上に多様な価値提供が必要になりました。それをメンバーや他の部署の人たちと協働して実現するのが楽しく、新たな挑戦となっています。また、自分の挑戦としてもう一つ掲げているのは、グループマネジャーとして最強の営業組織を作ることです。個人が指名されることの多いコンサルティング業界ですが、リンクアンドモチベーションという、組織で選ばれる存在になるのが目標です。私が先頭をきって大きな仕事を創り出し、メンバーに経験させながら、それを実現していきたいですね。