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一歩一歩地道に成し遂げていく大手企業における変革

PEOPLE 一歩一歩地道に
成し遂げていく
大手企業における変革
青木 萌プロフィール

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青木 萌

青木 萌

大手企業向けコンサルティング部門
コンサルタント

2018年東京大学大学院工学系研究科卒業後、新卒で入社。一貫して大手企業の支援に携わり、コンサルタントと営業の両方を経験。役割は変えつつも、同じお客様に接点を持ち続け、長期的に支援している。

文武両道の学生時代の経験を今度は仕事で形にしていく

リンクアンドモチベーションを志望したのは、学生時代の部活動と大学院での研究、この両方での経験がきっかけになっています。東京大学ではラクロス部に所属し、4年目には主将を務め、勝てないチームに悩む中で組織から変えることに挑戦しました。OBの助言も得て降格した状態から昇格を成し遂げたときは、感じたことのない組織の一体感、言葉にできない感動がありました。同時に、コンサルタント的存在が組織変革に欠かせないものだと痛感しました。また、大学院での学びでも組織の重要性を感じました。原子力発電所等の複雑系社会経済システムの研究をしていましたが、安全を守るために究極的に必要なのは継続的な改善活動。そこには組織の安全文化やリーダーシップが欠かせないものだと研究するうちに見えてきました。そんなふうに、組織づくりや組織の在り方は私の人生で常に身近な問題でした。そしてこの問題に仕事でも取り組み、多くの人に感動を届けられるのはここしかない、とリンクアンドモチベーションを選びました。

入社から今まで、インフラや建設、不動産、重工業といった領域を担当し、コンサルタントや営業として立場は変わりつつも、同じお客様に長く関わっています。長期間伴走することの良さは、そのときどきの課題解決を行うだけではなく、時とともに変わる課題に共に挑んでいけることです。特に大手企業の変革は課題が大きく、積み重ねてきた歴史が長いからこその難しさもあります。そんな難問を、お客様と一緒に解いていくことが、今の私のやりがいです。

文武両道の学生時代の経験を、今度は仕事で形にしていく。
小さな変化にも時間がかかる大手企業の変革サポート。

小さな変化にも時間がかかる大手企業の変革サポート

入社2年目から関わらせていただいている重工界のお客様とは、そうした変革を長い時間をかけて一緒に行っています。コンサルタントになり、最初は社員エンゲージメント向上のためのキャリアマネジメント研修やマニュアルの制作を担当しました。組織体制の変革をふまえて、より一層の自律性を社員に求める内容を、数千人規模の全管理職に浸透させていくというのは、お客様としてもチャレンジングなもの。この企業はインフラを担う会社なのでビジネスでも常に安全第一や正確性こそが重要で、キャリアに対する考え方も画一的になりがちなところがありました。そのような管理職の方々にキャリアマネジメントや部下とのコミュニケーションの重要性をどう伝えればいいのか、最初はとても悩みました。さらに当時はコロナ禍で、経験のないオンライン開催など未知の要素だらけ。でもだからこそ、細かな部分にこだわりました。ケースワークで扱う事例や言葉一つ一つもおろそかにせずお客様と議論しながら煮詰め、より良いものにするためとことんまで作り込んでいきました。

そうやって組み立てた研修を実施すること数年、最初は「キャリアって何?」という雰囲気だった管理職の方々にも、「この研修は管理職のバイブルになる」「キャリアって大事だね」という空気感ができてきました。この変化を、お客様と共に喜べています。もちろん、完全に変わりきったかといえばまだまだです。現在もこれからも変化は続いていますし、その輪は本社人事だけではなく、各拠点や事業部へも広がっています。未知の課題も多い大手企業の変革。時間はかかっても確実な変革をご支援していきたいと思っています。

粘り強さで信頼を得て、
お客様の次なる要望を引き出していく

仕事をする上で、ご要望やご期待に愚直に向き合い続けることを大切にしたいと思っています。お客様がしたいことを私自身がわかるまで聞き取り、「でしたらこうするといいですよね」と自信を持って答えられるまで、粘り強くすり合わせます。お客様から信頼を得る秘訣は、どんなときも逃げずに向き合うこと。結果として頼られる存在になれ、「こういうこともやりたい」「こんな組織に変えていきたい」と、お客様からも新しい願望が生まれてきます。その過程でお客様とチームのようになれるのがうれしいですね。これを継続することでどんな企業も少しずつ変わりますし、その難しい課題にお客様と一緒に挑めるのが、大手組織変革の面白さです。とはいえ、日本を支える大手企業における人的資本経営や組織の在り方は、簡単に正解が見えません。困難で大きな問題にどう向き合っていくのか、悩むことも多々あります。でも決してあきらめず、地道に動いてその解を出せる、あるいはお客様や社内外の仲間と一緒に解を作っていける存在になることを目指しています。

個人的には将来の明確なキャリアビジョンはあまり持っていません。その時の自分が面白いと思えるもの、やりたいと思うことに挑んでいく過程で、私らしいコンサルタント像をつくっていきたいと思っています。ただ、メンバーと一緒に変革や成長を喜び、お客様とも一緒に夢を描き、叶えることはもっとできるようになりたいですね。そこに挑み続け、私たちの介在価値を示せる存在でありたいと思っています。