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2012年4月27日

「2012年 新入社員ワークモチベーション調査」の結果をご報告します

苦労人の上司や先輩を新入社員のロールモデルに

経営コンサルティングを手がける株式会社リンクアンドモチベーション(東証一部、本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、以下LM)の研究機関『モチベーション研究所』は、2012年の新入社員に対してモチベーションに関するアンケート調査を行いました。
新入社員の入社動機および有効なモチベーションマネジメントを調査することによって、企業と新入社員との望ましい関係の在り方を探るという目的のもと、LMが提供する新入社員研修の受講者に対して調査したものです。
当調査は、新入社員研修の現場から見えたリアルな考察と新入社員を受け入れる側の観点についても併せてご報告しておりますので、ご活用いただければ幸いです。

調査概要

【調査名称】「2012年 新入社員モチベーション調査」
【設問概要】LM独自の「組織への所属動機となる8つのモチベーションファクター」
      「ワークモチベーションを高める16のモチベーション効果」をもとに構成した設問:40問
      <内訳>
      質問①動機(モチベーションファクター)に関する質問:8問
      『あなたは今の会社を選ぶにあたり、どのようなことを求めましたか?』
      質問②モチベーション向上のポイント(モチベーション効果)に関する質問:32問
      『あなたは仕事をするにあたり、どのような状況でモチベーションが上がると思いますか?』
【回答形式】無記名マークシート形式
      質問① 
      「非常に強く重要視した(5)」~「まったく重要視しなかった(1)」まで5段階にて回答
      質問② 
      「非常に上がる(5)」~「まったく上がらない(1)」まで5段階にて回答
【対象人数】 2,876名   ※2012年度入社の新入社員でLMが提供する新入社員研修の受講者
【調査期間】 2012年3月28日~4月13日

調査結果

■入社動機(=組織への所属動機)
 評価や安定といった待遇の魅力よりも、やりがいや意義といった活動内容の魅力を求めて
 入社を決断している
 (結果)"仕事内容""事業内容"が高く、"会社基盤""制度待遇"が低い

■有効なモチベーションマネジメント(=モチベーション効果)
 ありがとうの言葉や仕事を通しての貢献実感、憧れの存在や真似したい上司や先輩を求めている
 (結果)"サンクス効果"が最も高く、 "ロールモデル効果"が 2番目に高い

 高業績者の集まりや有望人材の選抜研修、習慣化された決まりごとや学びの振り返りは求めていない
 (結果)"ファーストクラス効果"が最も低く、"ルーティン効果"が2番目に低い

新入社員研修の現場より

LMが提供する新入社員研修の現場から見えた今年の新入社員の特徴は下記の2点。

【1】ゴールが見えないと動かない
前提として「ゴールは決まっているもの」という意識がある。言葉を変えれば「答えがある」ということ。「答えがある」課題については意欲高く取り組み、活発な議論が交わされたが、ゴール自体を設定しなければならない課題については、明らかに思考が止まり、行動が止まり、議論が停滞した。

【2】最短のショートカットを追い求める
ゴールを設定した後は、最適な手段の議論に時間を費やす傾向が見られた。効率的に進めたい、最短のショートカットを見つけたいという欲求の表れかと思われるが、動き出しが遅れるというデメリットが上回り、結果としては納期(時間)の観点で大きな問題が生じた。

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根底には「無駄なことはしたくない」「スマートにやりたい」という価値観の存在がある

受け入れ側に求められること

■「三角形の二辺は一辺より短い?」
大まかな方向を決めたら、まずは動きだすように促す。そして、方向が違ったら軌道修正する。最短の一辺を求めて立ち止まる新入社員よりも、まず動いてから少しずつ修正する新入社員の方が、結果的に早くゴールにたどり着く。新入社員の成長を支援する受け入れ側が持つべき教訓として知っておくべき観点である。

■苦労人の上司や先輩をロールモデルに
手近な貢献感を求める新入社員に対して、自分のセーフティーゾーンを越えた挑戦を促すことが求められる。ただし調査結果から、北風的に競争心を煽るアプローチよりも、太陽的に理想像を掲げるアプローチの方が、今年の新入社員には有効であることが読み取れる。試行錯誤しながらも歩みを止めないこと、積極的な失敗が真の実力をつけること。これらのことを体現した芯の通ったかっこいい上司や先輩に触れることが、新入社員に目の前のことに本気で取り組む姿勢を育むことにつながると考える。

お問合せ先

■本調査報告に関するお問合せ先
株式会社リンクアンドモチベーション R&D本部 モチベーション研究所 所長 田中 康之
TEL:03-3538-8671 FAX:03-3538-8672 E-mail:motiken@lmi.ne.jp

■本リリースに関する報道関係者のお問合せ先
株式会社リンクアンドモチベーション コーポレートデザイン本部 広報担当 渡邉 志保
TEL:03-3538-9517 FAX:03-3538-8672 E-mail:pr@lmi.ne.jp

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