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2008年8月11日

内定者のうちに、社会に出る覚悟を芽生えさせる

「2009年度入社予定 就職活動生モチベーション調査アンケート」

 経営コンサルティングの株式会社リンクアンドモチベーション(以下LM、東京都中央区、代表取締役社長 小笹芳央)は、2009年度入社予定の就職活動中の大学4年生、修士2年生(7月現在)に就職活動についてのアンケート調査を行い、807人より回答を得ましたのでご報告いたします。

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■特筆すべきポイント
重要視する項目は 「仕事内容」よりも「安定性」 
会社の魅力に対する重要度の上位3項目は「安定性」「風通しの良い風土」「就業実態」となりました。一方で07年度は、「活動内容」「将来性」「風通しの良い風土」となっており、仕事内容よりも安定性を重視する意識変化が明確になりました。

 項目全体で見ても、「会社基盤」「制度待遇(※実力主義を除く)」「事業内容」に関する項目が高まっている事が分かり、安定志向が強まっている事が窺えます。
また、07年度と比較して大きく重要度の下がっている項目に「獲得スキル」や「実力主義」があがることからも、自立意識が薄く、安定を求めている事が窺え、入社後のパフォーマンスが懸念されます。

・入社意思決定は 「内定をもらってから」 
内定をした段階においてもなお、「この会社に入社しよう」という意思の固まっていない学生が約40%を越えました。「超売り手市場」といわれる昨今、企業は採用を早期化している一方で、学生は迷いを持ったまま内定してしまっている事が読み取れます。企業が内定辞退を恐れて学生に対し「お客様扱い」をしたことにより、学生が企業に対し「入ってあげた」という感情を抱いての入社を迎える事が懸念されます。

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■調査概要
・調査目的
就職活動初期から受験開始段階までの、学生の活動、意識傾向を把握し、企業と学生の関係性構築におけるキーファクターを抽出する
・調査対象
2009年度入社予定の就職活動中の大学4年、修士2年(6月現在)
・対象合計人数:807名                            
【文系男性】  206名 
【文系女性】  240名 
【理系男性】  206名
【理系女性】  155名                            
・調査期間   2008年06月11日(水)~2008年06月13日(金)
・調査方法   WEBによる回答(無記名)
 
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<<まとめ>>
 2009年度入社予定の就職活動生は、企業の採用の早期化に伴い、就職活動自体を早く開始しているものの、実際に入社意思を決定させるのは内定をもらった後であることが多い。実際に意思決定をする際に、会社に魅力を感じる項目としては「安定性」や「風通しのよい風土」を重要視するなど、自らが実際に仕事をしているイメージを抱けていない恐れがあると、リンクアンドモチベーションでは考えます。

 背景として、「ゆとり教育」や、「採用超売り手市場」という求人倍率が2倍を超えているといった就職環境の軟化などが考えられます。学生が社会で働く具体的イメージを持たないまま入社をすると、学生の抱くイメージと実際の社会との間にギャップが生じ、早期離職へとつながる事が懸念されます。

■受け入れる企業で求められること
 ~内定者のうちに、社会に出る覚悟を芽生えさせる~
 「超売り手市場」という環境の中で採用され、「入ってあげた」という感情を持つ学生、「仕事内容」より「安定性」を重視し、実際に自分が働くイメージの薄い状態で入社を迎えた学生が、学生時代と社会人生活の間にギャップを感じるのは必至です。
 そのギャップを避けるためにも、内定者のうちから適度に会社と関わらせる事で、社会に出る覚悟を芽生えさせ、「自分はこの会社でこんなことをしていくんだ!」と具体的にイメージさせることが有効です。早い段階での「お客様」から「社員」へのモードチェンジが求められるでしょう。

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<<結果報告>>
50問の設問のうち、2009年度において特徴の現れた結果をご報告します。その他の項目は別資料をご覧ください。

■会社の魅力に関する項目
 リンクアンドモチベーションが分類する8項目の会社の魅力要因に基づき、4項目の質問を行いました。設問項目に対して「大変重要である(5点)」から「重要ではない(1点)」まで5段階にて回答してもらい、項目ごとの平均点を比較しました。

1位 安定性
2位 風通しの良い風土
3位 就業実態

4位 活動内容
5位 将来性
6位 研修制度
7位 個性を尊重する風土
8位 給与手当
9位 獲得スキル
10位 一体感のある風土
11位 会社の成長性
12位 若手活躍
13位 チャレンジングな風土
14位 勤務地
15位 社会貢献
16位 明瞭な理念
17位 経営陣の魅力
18位 採用姿勢
19位 商品・技術力
20位 裁量権
21位 福利厚生
22位 影響力
23位 経営計画
24位 ビジネスモデル
25位 マネージャー活躍
26位 実力主義
27位 開発環境
28位 オフィス環境
29位 領域の広がり
30位 ブランド
31位 グローバルな仕事
32位 会社規模

注)本質問項目は2008年度就職活動生モチベーション調査にて実施をしておりません
注)同じ値で順位が違うものは、小数点第3位以下で比較しました

■入社意思決定時期に関する項目
“「この会社に入社しよう」と意思が固まったのはいつですか?”という質問に対し、「就職活動を始める前」「就職活動初期」「会社説明会参加時期」「OB・OG訪問時」「選考中」「内定付与時」「内定後」「今も固まっていない」の8つの選択肢から1つを回答してもらい、集計しました。

就職活動を始める前    6.3%
就職活動初期        3.4%
会社説明会参加時期   12.5%
OB・OG訪問時        2.4%
選考中            20.4%
内定付与時         13.0%
内定後          32.3%
今も固まっていない   9.9%


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<<本プレスリリースに関する報道関係者のお問い合わせ>>
 
株式会社リンクアンドモチベーション コーポレートデザイン本部 広報ユニット 中村・榎本
TEL:03-3538-9517 FAX:03-3538-8672
E-mail:pr@lmi.ne.jp

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