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2008年4月18日

新入社員には"甘え"を許さない厳しさを「新入社員モチベーション調査2008」

2,012人に調査 中間報告

経営コンサルティングの株式会社リンクアンドモチベーション(以下LM、東京都中央区、代表取締役社長 小笹芳央)は、今春の新卒新入社員にワークモチベーションについてのアンケート調査を行いましたのでご報告いたします。
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1.就職活動時に会社を選ぶ基準としたことは、「社風」に関連する項目の重要度が上昇。
「社風」に関する項目が、他に比べて大きく上昇しました。「社内の上下関係が薄くフラットな社風があること」が2007年の3.34から2008年は3.61ポイントへとこの質問で昨対比上昇し、また、「社内に革新・創造的な社風があること」も3.56ポイントから3.73ポイントへと大きく上昇しました。

2.上司や先輩に対する要望は「上司や先輩が、仕事の成果を褒めてくれること」を始め、重要度が軒並み上昇。
「上司や先輩が、仕事との成果をほめてくれる」が、4.13ポイントから4.34ポイントに上昇するなど、上司や先輩に対する要望項目の重要度が軒並み高くなりました。

3.職場に対する要望は「切磋琢磨する雰囲気」が上昇し、「顧客への迅速な対応」は下落。
職場に関する要望は、「全員が全力を投じて、切磋琢磨する雰囲気」が4.36から4.45ポイントするなど自らの成長につながる項目の重要度は高まったものの、「顧客(或いは関連部署)への迅速な対応」という実際のビジネスシーンに関わる出来事のポイントは下落しました。実ビジネスへのイメージングの不足が懸念されます。

4.給料よりも仕事のやりがいを重視する社員が多数。
今回はじめて聞いた仕事に関する価値観の質問では、「報酬(給料)が低くても、やりがいのある仕事がしたい」が「どちらかというと共感する」もあわせて1,499人で、「やりがいが少なくても、高い報酬(給料)がほしい」(同497人)よりも大幅に多く、仕事にやりがいを求める傾向が明らかになりました。

--≪まとめ≫------------------------------------------
 結果から、リンクアンドモチベーションでは、今年の新入社員は仕事のやりがいや自己向上を重視するものの、全般的には雰囲気のよい職場で、優しい上司にかまって欲しいと考えている傾向があると考えます。
また、重要度をたずねた32問中、27問の重要度が上昇し、就職する企業に求めることが多くなっていることが読み取れました。自分たちが会社の役に立つのでなく「会社が自分たちに与えてくれるものだ」という意識を根底に持っていることが伺えます。
 背景には、2008年新卒入社者の求人倍率は2.14倍で、16年振りに2倍を超えるなど(リクルートワークス研究所)就職環境が軟化したことが考えられます。

■受け入れる企業で求められること
 「会社に就職して働く」ことに対する覚悟や具体的なイメージがないまま就職している新入社員が増えていることから、受け入れる企業では、業務に関する知識を教える前に、「そもそも仕事とはどういうものか」といった、社会人としての基本スタンスを理解させることが必要です。さらにそれを“雰囲気よく”“本人の自己向上感”を満たしながら実施するという、高度な対応が求められていくでしょう。


--≪結果詳細≫------------------------------------------
リンクアンドモチベーションが分類する16項目のワークモチベーション(働く誘因)のファクターに基づき、3項目の質問を行いました。調査は無記名式で、設問項目に対して「非常に強く重要視した(5点)」から「まったく重要視しなかった(1点)」まで5段階にて回答し、項目ごとの平均点を比較しました。また、今年度より上記に加え働くことへの価値観に関する質問を追加しました。

1.あなたが就職活動をした時に会社を選ぶ基準として重要視したものは何ですか?

1位 事業の優位性・成長性・将来性
2位 事業の社会的影響力や社会的意義
3位 会社理念への共感
4位 専門能力が身につく
5位 魅力的な上司や先輩の存在
6位 革新・創造的な社風
7位 経営トップや経営陣への信頼度
8位 上下関係が薄くフラットな社風
9位 研修制度や提案制度の充実
10位 任される裁量権の範囲の大きさ
11位 企業理念やビジョンの社員への浸透
12位 評価や給与水準・休日休暇制度の充実
13位 自社の商品サービスが市場に浸透
14位 会社の財務状態や顧客基盤の安定
15位 勤務地のロケーション
16位 研究施設や開発環境の充実度
17位 自社の知名度や話題性

注)2007年より、「企業理念やビジョンの浸透」「自社の商品サービスが市場に浸透」という設問を追加した
注)同じ値で順位が違うものは、小数点第3位以下で比較した
注)08-07の差は小数第3位以下で四捨五入した

2.あなたの上司や先輩が、どんなことをしてくれるとモチベーションが上がると思いますか?

1位 意見や改善点を聞き入れてくれること
2位 基準が明確で納得感ある評価をしてくれること
3位 自分の持ち味や特徴をおさえてくれること
4位 仕事の成果を褒めてくれること
5位 自分の役割や責任を明確にしてくれること
6位 キャリアやステップアップの方向性を提示してくれること
7位 会社の方針や自社が置かれている環境などの情報を提供してくれること
8位 自分自身の業務上の課題をおさえてくれること

3.あなたの職場が、どんな職場だとモチベーションが上がると思いますか?

1位 自分の意見や考えを活発に発言し、それを聞き入れる姿勢
2位 全員が全力を投じて、切磋琢磨する雰囲気
3位 メンバー同士の連携がスムーズであること
4位 成功事例やノウハウを共有する取り組み
5位 効率的で手際よく、仕事が進められること
6位 顧客(或いは関連部署)のニーズを商品・サービスに活かすこと
7位 目標や役割が明確化されていていること
8位 顧客(或いは関連部署)への迅速な対応


4.あなたは、どちらの価値観により共感しますか?

A)報酬(給料)が低くても、やりがいのある仕事がしたい ④421 ③1078
B)やりがいが少なくても、高い報酬(給料)がほしい ②433 ①64

A)安定した人生を送りたい ④360 ③654
B)刺激の多い人生を送りたい ②641 ①341

A)仕事よりもプライベートを優先する ④201 ③882
B)プライベートよりも仕事を優先する ②794 ①115

A)ひとつの組織で長く働きたい ④399 ③761
B)様々な組織で働いてみたい ②636 ①202

A)1年目から、成果に応じて報酬(給料)は変化すべきだ ④310 ③933
B)若手の間は、報酬(給料)に差をつけるべきではない ②630 ①125

※④「よりAに共感する」 ③「どちらかというとAに共感する」 ②「どちらかというとBに共感する」 ①「よりBに共感する」

--≪お問合せ先≫----------------------------------------
株式会社リンクアンドモチベーション コーポレートデザイン本部 広報ユニット 中村・齋藤
TEL:03-3538-9517 FAX:03-3538-8672 E-mail:pr@lmi.ne.jp
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